庭と暮山②:日本の非常識は常識⁉︎荒地が新築豪邸の庭だった

-前回のあらすじ-

少し前に中東某国内で引っ越しをした暮山夫妻。

カウンターキッチン・湯船あり・近くに良いスーパーがあるか等の譲れないポイントをかかげつつ物件選びを進め、エセ金持ち風の豪邸への入居を決意した。

暮山は日本に帰国していたため、引っ越し関連は内覧〜手続きまで暮山の夫が全て対応。

暮山が実際に新居を訪れたのは引っ越し前日のことであった。

事前に写真で見ていたとおり、さながらインフルエンサーの暮らす豪邸のような新居に心踊る暮山。

ふと窓の外に目をやると、そこには暮山夫妻にとって初めての自分たちの庭があった。

そう、やはり写真で見たとおりの、あの荒れ果てた庭が。

(前回の記事はこちら→ 庭と暮山①:自慢の豪邸?しかも理想の庭付き⁉︎ )


ツッコミと暮山


突然ですが、暮山はツッコミ担当です。

(※あくまで暮山の主観であり、諸説あります。)

さすがに初対面の方にいきなりの切れ味鋭いツッコミを浴びせるようなことはしませんが、ある程度親しくなった相手にはしばしば容赦ないツッコミを入れて暮らしております。

そして例によってよく後悔することになり、家に帰ってひとりのたうち回っております

(つい最近のたうち回った話はこちら→ マダム暮山誕生裏話 おまけ:あおり広告は泥舟⁉︎お調子者の後悔とは? )


暮山の夫はボケ専門というわけではありませんが、暮山からよく容赦ないツッコミを浴びせられております。


しかしあの物件選びの写真を見た時に限って、暮山は喉元まで出かかったツッコミをあわてて飲み込んでしまったのです。

荒れ果てた庭と暮山

引っ越し前日。

ここは明日から暮山夫妻にとって我が家となる場所。

今、暮山の目の前にはあの写真どおりの、いや、さらに状況が悪化した地獄のような状態の庭が広がっております。


そこはひたすら砂が無造作に波打つ荒れ地

少し風が吹くと、あたりに砂が舞い飛びます。

ところどころに転がる小石がまた、一層景観を損ねています。

そして極めつけは、ビニール袋のゴミのようなものがそこかしこに散乱していることです。

(事前に見た写真では、さすがにビニール袋は散乱していませんでした。)

暮山
暮山

なに、コレ・・・?

・・・・・・?


おしゃれインスタグラマーが住んでいそうなこの豪邸の一部とは到底思えぬ光景。

果たして人はこれを庭と呼ぶのでしょうか…?


あまりの事態に動揺し、言葉を失う暮山

すると他の部屋を見ていた夫がいつの間にかやって来て、暮山とは対照的に冷静な様子で言いました。

夫

こりゃヒドイね。

きっと入居前の清掃業者がゴミを捨ててそのまま帰っちゃったんだな。

管理事務所に連絡して掃除しておいてもらおう。



さっそく管理事務所に電話をかける夫。

その後ろ姿を見ながら、暮山は庭の写真を見た時に渾身のツッコミを入れなかったことを猛烈に後悔し始めていました。


庭の写真と暮山

内覧時の写真を送ってくれた時、夫は言いました。

夫

この家は新築で、一階だから庭もついてるんだ。

不動産屋さんが『ガーデニングだってできるよ!』て言ってたよ。

暮山
暮山

・・・・・・。


写真に写っていたのは、控えめに言ってどうがんばっても植物が元気一杯に育つとは思えないカラカラに乾燥した砂地に見えました。

いつもの癖で、きつめのツッコミが暮山の喉元まで出かかります。

いやアナタね、こんっな荒れ果てた砂地でガーデニングも何もないでしょうにww



暮山も一緒に内覧に行っていたなら、迷いなくこの言葉を発していたことでしょう。

しかし実際には暮山は日本にいて、引越し関連の面倒なことは全て夫任せにしている状況。

夫はしばらくの間ひとり海外でがんばっている上に、仕事も忙しい中テキパキと引越しに向け動いてくれているのです。

夫婦とはいえ、何も貢献していない暮山が文句をつけるようなことばかりを言っては、さすがに夫が不憫に思えます。

そこでこの時は鋭いツッコミを入れるチャンスをあえて見送るという選択をしたのでした。


それに、庭が壊滅的であることを抜きにすれば、この物件はかなり良いものに見えました。

暮山の確認ポイントと照らし合わせても、全ての条件を満たしているのです。

さらに常識的に考えて、この荒れ果てた庭をそのままに入居者を入れるとは思えませんでした。

そして暮山は、確認もせずにこんな風に判断してしまったのです。

暮山
暮山

今は空き家だからこの状態なだけで、入居が決まったらもう少しましな土を入れたり、地面を平らにならしたりするんだろうな。



この物件が日本国内にあったなら、暮山のこの予想はおそらく当たりでしょう。

(日本の物件であれば、そもそも内覧の時点で土をならす位しているのが一般的ですね。)

しかしここは日本の非常識が常識の国・中東某国

日本のような行き届いたサービスなど一切期待できないということくらい、過去の経験で知っていたはずなのに。

休暇で過ごした日本から中東某国に戻る時は毎回、


この門(入国審査ゲート)をくぐる者は一切の期待を捨てよ


と、己に言い聞かせて来たというのに…!!



いつもは調子に乗って入れたツッコミを後悔してばかりの暮山。

この時ばかりはツッコミを入れなかったことへの激しい後悔を感じながら、管理事務所に電話をかける夫の背中をただぼんやりと見つめていたのでした。


(次の記事はこちら→ 庭と暮山③:何も期待するな⁉︎海外生活で必要なのは柔軟性 )



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