猫と暮山③:動物好きなのに嫌われる人の特徴はただひとつ

前回までのあらすじ

15年連れ添った愛犬の影響で、動物大好き少女から猫ぎらい少女へと変貌を遂げた過去を持つ暮山。

それは大人になって愛犬がこの世を去り、その後の生活の変化を経てもなお変わることはなかった。

しかし中東某国で友人になった美しいイタリア人・アンジェラからの相談を受け、彼女の旅行中、愛猫の世話を請け負うことにする。

愛犬が死んでしまって以来の身近なる脊椎動物(人間以外)とのふれあいに胸をときめかせる元動物大好き少女・現三十路主婦の暮山。

まずは来るべき初対面に備え、インターネットで猫について調べてみることにする。

真っ先に入力した検索ワードは  と 嫌われないために であった。

 

(前回の記事はこちら→ 猫と暮山②:旅行の時頼るべきは友?留守中のペットの世話 )

(「猫と暮山編」初回記事はこちら→ 猫と暮山①:動物大好き少女が猫ぎらいの愛犬家になったわけ )

 

嫌われ暮山の一生

「猫と暮山①」でも軽く触れましたが、暮山、「動物大好き少女」ではあったものの、そのじつ「動物たちからは全く好かれない・むしろ嫌われている」という悲しい運命を背負った子供でした。

愛しすぎて構いすぎて、相手の都合や感情を考えずにしつこく絡んでしまい、最終的には逃げられたあげく威嚇までされ、場合によってはひっかかれたり甘噛みされたりといった攻撃まで受ける。

…というのが幼いころの暮山と動物たちとの基本的コミュニケーションスタイルでした。

ちなみに、二度目以降暮山と遭遇する動物たちは、たいていの場合力一杯逃げてゆくのが常でした。

 

ちなみに愛犬にも

 

もぅ、しつこい!

 

忙しいんだから構わないでちょうだい‼︎

 

と言って(?)しばしば逃げられたり軽く威嚇されたりしていたものです。

 

もしや愛犬が本当に嫌っていたのは猫などではなく暮山だったのでは…?

 

という疑問が湧きますが、もし本当にそうであったら暮山のアルミ並みに強度の低いメンタルが原型をとどめない位ボコボコになってしまいそうなので、ここについては深堀りはせずそっとしておくことにします。

 

せっかく信頼してくれているアンジェラからお世話を任されたのに、暮山が愛猫のストレスの元凶になってしまっては元も子もありません。

それに暮山ももう三十代の立派な大人なのですから、いつまでも動物たちから忌み嫌われるのではなく、そろそろ相思相愛になって落ち着きたいのです。

猫は自由を愛する動物と言いますから、犬以上にしつこい人間を嫌う気もします。

入念なリサーチをせねば。

 

しつこさが原因で嫌われていたと分かっているのだから、Google先生にお尋ねするまでもなく、しつこく絡むのさえ止めれば良いだけでは?

 

という冷静なツッコミを入れてくるもう一人の自分の声は華麗にスルーし、パソコン画面をのぞきこみます。

 

Google先生からの情報をざっくりまとめると、猫に好かれる人の特徴は以下のとおり。

  1. 体が小さめな方が好かれやすいため、男性より女性
  2. 物静かでゆっくりとした動作の人
  3. 声が高い人
  4. 積極的ではなく消極的な性格の人

暮山は1.はもちろんクリアです。

2.については、活発で好奇心とエネルギーに満ち溢れていた子供の頃ならばいざ知らず、もういい歳の大人なのでこれもクリア。

暮山は日本人の女性の中ではあまり声が高い方ではないのですが、猫と話すときはやや高めの声を意識することでカバーできそうなので、3.もクリアということにします。

そこで問題になるのが4.です。

 

暮山は対人間の時はさほど積極的になれない人間なので、一瞬勘違いしそうになりましたが、ここで問題にしているのはそういうことではありません。

要は、やはりしつこい人は猫に嫌われるということなのでしょう。

暮山の過去をご存じないであろうGoogle先生にまで釘を刺されてしまうとは。

 

…先生、もしや暮山がYouTubeでかわいい動物たちの動画を見漁っているのをご存じだから、動物にしつこくつきまといそうなキケン人物として暮山をマークなさっているとか…?

 

Google先生の情報網を持ってすれば、動物たちのストレスの元凶となりそうな人間の動向をマークするなどたやすいことでしょう。

今はすっかり更生し、動物たちにストレスを与えない生活を送っているというのに、過去の過ちがここまで尾をひくとは。

更生した元不良少年の気持ちって、こんな感じなのでしょうか。

 

何はともあれ、猫のお世話をするにあたって最も気をつけなければいけないことが今はっきりと分かりました。

 

とにかくしつこくしないことです。

 

圧倒的犬派・猫ぎらいの矜恃は一体どこへやら。

数日後の猫との初対面に向けて、その後は晩ごはんの支度も忘れて

「猫 世話」

「猫 具合が悪いとき」

「猫 遊ぶ」

「猫 ストレス」

「猫 感情」

などなど、猫関連のワードを検索し続ける暮山なのでした。

 

(次の記事はこちら→ 猫と暮山④:その可愛さにノックアウト⁉︎@靴着脱自由のお宅 )

 

 

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2 COMMENTS

里海 まつり

嫌われ松子の一生面白いですよね!

猫キーワード検索しすぎ!www
猫ちゃんに詳しくなった暮山さんなのであった。

次回楽しみにしています。

返信する
暮山 凛

まつりさん、コメントありがとうございます♪
見出しを『嫌われ松子の一生』からつけていることに気付いていただけたとは…!
私はあの作品で中谷美紀の女優魂にやられました。大好きです。

暮山は猫に嫌われないためであれば、あらゆる労力を厭わないのであります笑。

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